寒い日が続きます。前受校の受験が間もなくと言う方もいるのでは?
あれもしていない、これもしていないとついつい出来ていない事ばかり目がいきがちです。 超直前になり、親子共にピリピリしてしんどい方、どうしたら良いのか分からない方はいませんか?
この記事を読めば、超直前にいかにして過ごせば良いのかと言うヒントを得る事が出来ます。

発想の転換
超直前になり、やり残しや、出来ていない分野ばかり目に付きます。ウイークポイントや苦手分野ばかり気になるのです。
焦ればあせ焦るほど空回りして、不安が益々増幅します。直前のこの時期は不安を減らし、自信を高める必要が有るのに、逆に動けば導かれる結果も期待出来ません。
どうすれば良いのでしょうか?
発想の転換が必要なのです。
「試験まで後一週間しか無い。」と言うのを、 「試験までまだ一週間も有る。」と捉えます。
視点を変える事で物理的に同じ時間で有っても、採る行動や選択は大きく異なります。
その結果、後者を採用した場合は前者を採用した場合より確実に安心感が得やすいのです。

具体的にやるべき事とは?
安心感は平常心を得る為に、大きく貢献します。不安いっぱいで本番を迎えるのと、安心感を得て平常心で本番を迎えるのでは結果は明らかに異なるでしょう。
では、安心感、平常心を得る為にはどうすれば良いのでしょうか?
各科目の基本的な内容、手薄になっている分野を潰します。
復習をする事により、精度が高まります。その結果、自分にとって常識となり、お馴染みの分野、箇所が増えます。その結果、出来ると言う自信が生まれます。受験はやはりメンタルが大きく影響します。受験は精神戦とも言えます。

出遅れた場合どうすれば良い?
以上は、一般的な内容を、とりあえず通常のペースでこなし、付いてきた場合です。 では、平均からすればある程度出遅れ、全科目又は一部の科目が大きくネックになっている場合はどうすれば良いのでしょうか?
この場合もやはり、基本から標準をしっかり復習し、定着させつつ、過去問の基本、標準を潰します。正答率の低い難問や珍問、奇問は無視します。仮に着手しても、効果は乏しく、理解に至らなかったら、不安が増幅してしまいます。不安の材料は削除するのがルールです。

保護者が主体的に出来る事
では、この時期に親が出来る事は?
冬場はウイルスが蔓延しやすい為、健康管理がやはり第一です。未だコロナ禍であり、インフルエンザも気になるところです。
こういう状況の下、ウイルスに罹患してしまっては、実力を出しきるのは困難です。状況次第では、受験する事すら危ぶまれます。
月並みですか、充分な睡眠時間を確保させ、バランスの良い食事を準備する、うがい、手洗いを徹底させる等が挙げられます。
これらは、注目されにくい地味な内容ですが、親が出来る内容の中では効果大です。
次に、子供にいつも通りに過ごさせる事です。
前日の夕食にカツ丼が出て来た場合、いつも通りの夕食で、本人がリラックス出来、安心出来るなら良いのですが、子供にとってそれが無言の圧力や重圧となるなら止めるべきです。
受験直前はあくまで普段通りにして、結果はどうであれ頑張ったのたから、終了後にねぎらいとして、好きなものや外食にする方が良いです。いわゆるお疲れ様会です。同じ事をしてあげるにしても、やはり時期が大切です。時期を逃しては意味がありません。

まとめ
情報の波に飲み込まれるな。情報を取捨選択せよ。等々現在は情報で溢れています。
情報を収集する事は必要です。しかし、直前になって情報の波に飲み込まれては収集がつきません。直前期は必要な情報を取捨選択し、本当に必要なやるべき事を潰します。
やるべき事は各人の状況により異なります。
しかし、親がやるべき内容は以上の内容がある程度ベースになると考えられます。
普段通り、安心させて、ねぎらいの気持ちを示すのは有用だと想われます。
この記事が少しでも、皆様の直前期の過ごし方に参考になれば幸いです。いよいよ本番です。落ち着いて頑張って下さい。
