【中受】受験まで残り半年 スキマ時間活用法

 8月も半ばになりました。家庭によっては、残り何日という表示のカレンダーを作ったりして、ゴールを意識する機会が多くなって来たのではないでしょうか?大別すればもうすぐ終盤戦です。

 終盤戦になると、残り時間が気になります。 やるべき内容はますます増えるが、勉強時間が追いつかない。時間に追われている感じです。こんな悩みを抱いていませんか?

限られた時間の中で、いかに勉強すれば良いのか?どうマネジメントすれば良いのでしょうか? 

 今回の記事を読めば、効率的な勉強法についてのヒントが得られます。二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。

具体的にどうすれば良いのか?

 やるべき課題が山積し、現状では追いつかないという場合どうすれば良いのでしょうか?

 一般的には、方向性として勉強時間を増やそうとします。一見合理的なように思えますが、勉強時間を増やす事のしわ寄せが睡眠時間に行きがちです。睡眠時間を減らせば、明らかに効率は落ちます。無理をして、勉強時間を増やしても効率は落ちます。勉強時間と成績は必ずしも比例しません。睡眠時間削除は本末転倒です。従って、睡眠時間削減だけは絶対に避けなければなりません。

簡単に削除出来る作業や、削っても支障の無い予定が有ればその時間を勉強に回す事は可能です。

しかし、簡単に削除出来る作業や内容が余り無い場合や、それだけでは必要な時間を確保出来ない場合は、どうすれば良いのでしょうか?

代替策

誰にとっても1日は24時間です。24時間を増やす事は出来ません。

基本的には、24時間の割り振りを変える必要があります。 

ある精神科医が主張している一つのアイデアですが、家の中の壁に覚えたい内容を書き出して貼り付けるというものがあります。覚えたい内容をいつでも見れるようにしておくのです。彼は自分の部屋の四方の壁にくまなく紙を貼り付けたので「四面楚歌勉強法」と名付けていました。

 自分の部屋を暗記用の紙で貼り付けまくり、暗記用の紙まみれになり、自分を追い込むからこのように命名されたようです。ちょっとした時間を有効活用すると言う視点では有効です。

この勉強法のデメリットは部屋やトイレ、廊下に紙を貼り付けまくるので、家族の了解が必要な事です。確かに、余り見映えの良いものではないので、家庭の状況によっては全面的にやるのは難しいでしょう。

もっと汎用性のある手法は無いのでしょうか?

1日の中のスキマ時間

最も効果が高いと考えられるのは、スキマ時間の活用です。

我々が普段生活する際には、用事と用事の間に特に何もしないスキマが生じてしまいます。

ではスキマ時間はどの程度あるのでしょうか?

通塾時間、通学時間、学校から帰宅後通塾までの間、食事の準備中、風呂の待ち時間、テレビのCM、塾に着いてから授業開始迄、学校の休憩時間、朝の準備が終わり出発迄等かなりのスキマ時間があります。勿論、同じ人でも曜日や時期により異なりますが、合計すれば、少なくとも1時間程度、多い人なら3時間程度のスキマ時間が有るのではないでしょうか。まさに、塵も積もれば山となるです。

スキマ時間の活用

では、そのようなスキマ時間をどのように活用すれば良いのでしょうか?

比較的難度の高い国家試験の受験生の間では、スキマ時間の活用はもはや常識となっています。

では具体的にはどのように活用すれば良いのでしょうか?

そもそもスキマ時間と言っても、状況によりその長短は異なります。長い場合は1時間程度、短い場合は5分弱程度です。

1時間有れば、模擬試験の復習や過去問1科目等かなり纏まった内容をこなす事が出来ます。一方で、5分弱程度なら暗記や、弱点ノートの確認ぐらいでしょう。

大切なのは、スキマ時間の長さによってやるべき内容を決めておく事です。1時間コース、30分コース、5分コースと言う具合です。スキマ時間はあっという間に過ぎてしまいます。何をしようか考えていたらタイムアップです。その為、スキマ時間が出来たらすぐに活用出来るように事前に準備をしておきます。これがスキマ時間をムダにしないポイントです。

補足

また、通常スキマ時間の活用と言えば暗記を中心としたインプットが中心です。単調な作業の連続になりがちなので飽き性の子供には辛く感じるかも知れません。

そういう場合は、ゲーム感覚で学べる学習用アプリを試してみましょう。意外に効果を発揮するかも知れません。

スタディサプリは、1コマ15分程度の動画授業で、各科目の苦手分野やパーツをピンポイントで視聴出来ます。苦手科目でも、反復出来ます。更には始めやすい価格帯なので、検討してみては如何でしょうか?

スタサプ

ではスキマ時間活用法の注意点は?

スキマ時間活用法の為に、ツールが必要だからと言ってノート作成を始めるのは止めて下さい。ノート作成は単なる作業であり、生産性が低いわりにかなり時間がかかります。更に悪い事に当事者は勉強した気になってしまうのです。スキマ時間を活用する為に、勉強時間が減っては本末転倒です。模擬試験復習の際に作成した復習用のノート等を何度も確認するのがオススメです。

スキマ時間活用法は、試験科目の多い一般入試受験生は大いに活用して下さい。試験のベースはやはり知識です。知識の定着にはスキマ時間活用法で何度も反復するのが有効です。とりわけ、理科、社会、国語の知識問題等には有効です。

受験勉強で最も重要なのは復習です。復習の回数が全てです。少なくとも5回以上は繰り返す必要があります。通常言われている反復回数では全く足りません。知識の定着には復習回数が重要です。回数確保にはスキマ時間活用法がうってつけなのです。

まとめ

直前期に近づくにつれ、時間が貴重になって来ます。ここで注意して頂きたいのは、勉強量(時間)が必ずしも成績に比例しないと言う事です。

中学受験、高校受験共に時間の重要性を痛感し行動されます。その段階で多いのが勉強時間確保の為に睡眠時間を削減する事です。これは絶対に止めましょう。

1日の間に少なくとも1時間から数時間のスキマ時間がある筈です。そのスキマ時間の活用を検討して下さい。

その為にはスキマ時間を把握する必要が有ります。その為にはストップウォッチや時計が有効です。

ストップウォッチより、手軽で利用可能なキッチンタイマーは、時間計測に有効です。勉強する際に時間制限のある演習等には不可欠と言えます。

スキマ時間活用法は、中学、高校、大学受験のみならず、資格試験にも活用可能です。

但し、一点注意があります。状況にもよりますが、全てのスキマ時間を勉強に充ててしまうと、全く余裕が無くなり、状況によってはしんどくなってしまうかも知れません。一見矛盾しますが、個別の状況を踏まえて割り振って下さい。ある程度時間を活用する事は必要ですが、常にフル活動は無理です。追い込み期以外はオススメ出来ません。要はバランス感覚です。

試験科目の多い方、このままでは間に合わない方は是非スキマ時間活用法をお試し下さい。スキマ時間を活用する事により、時間に対するコスト意識が向上し、勉強に関する意識が変わります。副次的効果も期待出来ます。

  

今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では🌸

  

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