いよいよ夏休み。ワクワク楽しい筈が今年も引き続き微妙な状況です。1日も早い収束を願うばかりです。夏休みは受験生にとっては纏まった時間を確保できる絶好のチャンスです。他の方も、弱点補強の絶好のチャンスです。
とは言うものの、弱点補強って何から手を付けたら良いの?苦手教科は見るのもイヤ、どうしたら良いの?
この記事を読めば、弱点補強にはどう手を付けたら良いのか、先ずは何からすべきか具体的に分かります。二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。
今回は夏休みの過ごし方についてフォーカスしてみました。

夏休みの位置付け
学校にもよりますが、多くの場合夏休みは、1ヶ月かそれ以上の纏まった時間が与えられています。学期中は日々同じ日常の繰り返しになります。その為、学期中は一定のリズムが確保されますが、夏季休暇中は自主的に生活リズムを確保する必要が有ります。まずは規則正しい生活リズムの確保が先決です。誘惑が多いですが頑張ってリズムを確保しましょう。
纏まった時間がある。少し位良いのでは?とか、日々夜遅くまで勉強に頑張っている、少し位大目に見てあげても良いのでは?と言うように例外を認めてはいけません。よく頑張ったご褒美的にと言うのと、見過ごすのは同じようでも大きく異なります。
ご褒美的にと言うのは戦略的で前向きです。
一方、ダラダラを見過ごすのは、戦略的とは程遠く、明らかに後ろ向きです。

夏休み、必ずやるべき事
では具体的にはどうすれば良いのでしょうか?まず夏休みの課題やテーマを成績表、三者面談の内容から炙り出して課題、テーマを明確にします。その内容をこなすべくスケジュールを組みます。
ではスケジュールに組み込まれ固まった内容を日々どう割り振れば良いのでしょうか?
各科目毎に課題が幾つか有るとします。必要とされる内容を一つづつ潰していきます。例えば、毎日朝、昼、夕方、夜と大別して、毎日やる主要科目(英語、数学)の課題は最優先で入れます。これは各自集中しやすいゴールデンタイムに割り振ります。朝の10分程度は計算か簡単な問題をウォーミングアップとしてやります。その枠の残りに他の科目を入れます。数学を強化する、英語の長文、英作文を強化するならその内容を割り振ります。各自の状況により科目、内容を組み合わせて下さい。日々のスケジュールはざっくり余裕を持って組みましょう。
余りぎっしりなら計画倒れになります。また、余り緩かったら、枠を二分して他の科目もこなしていきます。塾の講習、学校行事、家族の時間、お手伝い等を考慮して計画を立てます。休憩はどう取れば良いのでしょうか?人間の集中力は30分が限度とさえ言われています。仮に1枠が二時間なら30分4セットにして、セット間に10分程度の休憩を入れてみます。
また、土曜日の午後か日曜日の午後は休息及び調整です。大きく遅れた場合ここで調整します。予定通りならオフとして自由になります。

時間を意識する事の重要性
試験は時間との戦いと言う側面が有ります。試験はその性質上、限られた時間内に与えられた問題を解き、一定以上の成績を得る必要が有ります。
とは言え、今は夏休みに入った所です。今過去問を時間内に解く作業をやっても殆どの場合意味が有りません。この時点で時間内に過去問で合格点取れる子は殆どいません。
では、時間を意識するのは秋以降で良いのか?
秋以降に始めては、期間が短く苦戦を強いられます。ではどうすれば良いのか?
本試験でも、模擬試験でも、算数の場合最初に計算問題や簡単な文章題が出題されます。これの対策として、毎日計算問題数問、簡単な文章題数問等時間を計りコツコツ演習します。
国語なら漢字や短い文章題等時間を計って取り組んでみましょう。
これなら、時間を意識した勉強が出来、自分のレベルやペースに合わせて勉強が進められます。これは、レベル問わず必須と言えます。
演習の際は、必ず時間を計って下さい。ストップウォッチ、時計は必須です。時間が計れたら良いので普通のキッチンタイマーで十分です。
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先ずはやってみる
受験生になって初めてしっかり勉強すると言う方もおられるでしょう。先ずは習慣をつける事が先決です。塾に行っているから大丈夫と言う考え方は非常に危険です。
受験勉強のメインは「復習」です。単に夏期講習会に出席するだけでは、ほとんど意味がありません。場合によっては、害であるとさえ言えます。講習講座の選択にも注意して下さい。 ハイレベルな内容の講習を選択するのは、他の科目で穴が無く底上げする必要の無い場合ぐらいです。
多くの場合、先ずは弱点補強をしっかりやって下さい。弱点補強に併せて志望校別の講座をチョイスするのはアリです。幾つかの科目で志望校の傾向を把握するのは有意義です。あくまで優先は弱点補強です。弱点補強無しで志望校別と言うのはあり得ません❗

既に講座申込み済みの場合は?
学習計画に支障が無い、小さい場合は優先度は低いが、先ずは受講してみましょう。
但し、受講してみてレベルが高くてついて行けない場合は潔く授業は欠席しましょう。授業に出続けても時間の無駄になる可能性が高いです。現状ではその講座は有益ではありません。

優先すべきは弱点補強であり、本来応用はそれ以降でも間に合います。先ず応用的な学習をして、後で弱点補強と言うのはあり得ません❗
弱点補強と言う観点からすると、インターネット塾は利用の仕方次第では大きな効果が期待出来ます。夏季講習の組み合わせがちぐはぐで、どうしたら良いのか悩んでいる方は、いつでもどこでも何度も繰り返し学習できるので、やり方を工夫して活用する事を検討してみては如何でしょうか?
まとめ
うだるような暑い夏です。コロナも微妙な情勢です。今回の話題は少し提供が微妙な時期になってしまい申し訳ありません。
前回の話題に続き夏休みの過ごし方、計画にフォーカスしてみました。
この時期にやるべきは、とにもかくにも「弱点補強」につきます。
各自の状況を的確に把握し、必要に応じ今回の記事を参考に計画を立て直して下さい。
とにかく、反復して下さい。一般的に復習回数が少なすぎです。少なくともこれまでの倍は繰り返しましょう。苦手科目なら、更に反復が必要です。繰り返す事により見えてくる景色が変わります。先ずは最初の一歩を始めましょう。
今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では。🌸
