夏休みも後半に入りました。夏休み前には、しっかり計画を立ててあれこれ予定を立てたものの、実際夏休みに入ると急に失速と言う方はいませんか?
部活引退後、時間は出来たが集中出来ない。どうしたら良いの?夏休みも後半に入ったが、思ったように進まない。どうしたら良いの?
この記事を読めば、夏休み後半からの有効な戦略を知る事が出来ます。受験のベースは同じです。二度の中学受験を経験した管理人が、高校受験についても分かりやすく解説します。

波乱含み、夏休みの過ごし方
夏休みに入る前に、多くの場合、程度の差こそあれ計画を立てます。
予定は未定と言うように、なかなか予定通りに進まない事の方が多いかも知れません。
中3の夏休み迄は部活に専念、夏休み以降勉強にシフト。夏の大会迄は部活に専念、それ以降受験にシフトと考えていたが、いざ始めると思ったように進まない。どうしたら良いの?
部活のメリットは、体育会では、体力、精神力、集中力、礼儀が、文化会では、集中力、礼儀が身に付く事が挙げられます。
部活に参加している場合、集中力はあるはずだが上手くいっていない事が少なくありません。
夏休みに入り、受験モードで勉強を始め取り組んだものの、分からない箇所が次々出てきて収拾が着かなくなってしまった。
こういう場合は、今分からない箇所が分かってラッキーと考えて下さい。受験直前や本番に分かっても手遅れです。見つかった分からない箇所を潰せば良いのです。
一点注意した方が良いのは、引退迄は部活も勉強も時間をやりくりして、必死に勉強した場合です。そういうケースで上手くいっていない場合は、いわゆる「燃え尽き症候群」になっていないでしょうか?
燃え尽き症候群になってしまった場合、脱け殻のようになり、やる気が起こりません。
しかし、受験は期日が決まっており、待ってくれません。こういう場合は、無理やりでも勉強を続ける必要が有ります。しかし、なかなかやる気が起こりません。そういう場合は、短時間に見れる動画授業で分かっていない単元の補強がオススメです。一回15分程度で視覚からの情報なので取り組みやすいです。また、スタートしやすい価格帯である事からも、スタディサプリがオススメです。

具体的にやるべき事
先ずやるべきなのは、各自がやるべき内容、課題を把握する事です。
具体的には、各自が受けた模擬試験、塾のテスト、学校の定期テスト、実力テストから、苦手箇所、苦手分野を把握し、自分にとって課題となる内容、箇所を炙り出します。模擬試験、塾のテスト、実力テストで平均点が低い問題や応用問題は後回しです。場合によっては、捨て門になります。逆に平均点が高いのに出来なかったとか、基本的だけど分かっていない箇所は重点的に力を入れます。
次に炙り出された項目の優先順位をつけて、優先順位の高い項目から潰します。

苦手箇所、苦手分野を把握し、自分にとって課題となる内容、箇所を炙り出します。
平均点が高いのに出来ていない箇所や基本的
たが理解していない箇所は重点的に取り組む
基礎が固まっていない場合は、並行して基礎的な内容を必ず固めます。遅くとも、10月中旬迄に基礎的な内容を固めます。対象科目の中に非常に苦手な科目がある場合でも11月中旬迄には固めましょう。勿論他の科目は10月中旬が期限です。

9月以降の勉強法
では、9月以降の具体的なスケジュールと勉強法はどうなるのでしょうか?
① 最優先は基礎固めです。とりわけ、苦手科目は分からなくなった箇所迄遡り基本的な内容からしっかり固めます。場合によっては、一年生の範囲からです。まだ今なら間に合います。
該当箇所の基本的な内容を理解して、基本的な問題を解きます。解けたら次の単元に進みます。ある程度進んだ段階で再度復習します。
過去問はある程度理解が進んでからでないと、余り意味はありません。復習用問題集に納められている過去問の抜粋は基礎の確認なので解いて下さい。
② 絶対に落としてはいけない標準的な問題を確実に解けるようにする。入試は5科目又は3、4科目の総合点で決まります。1科目がずば抜けているが残りはイマイチよりも、全科目平均点の少し上の方が有利なのです。
とある難度の高い国家試験合格の条件について聞く機会があり、聞いたところ全科目平均点の少し上なら上位2~3割に入れるとの事でした。平均点の少し上なら4割前後かなと考えますが実際はもっと上に位置します。高得点を取らなくても良いのです。

① 最優先は基礎固め
② 絶対に落としてはいけない標準的な
問題を確実に解けるようにする
もしも想定外の結果に甘んじる事になってしまったら
入試は水物です。合格率100%はあり得ません。どれだけレベルを落としても、確実とは言えないのです。その為リスクがつきまといます。
仮に受験に失敗したらどんな選択肢があるか?
他の高校を受験する。別日程、二次募集
通信制、定時制を検討する。
高卒認定試験受験
就職する
高校浪人をする
最初の2つ以外はかなり厳しい選択肢です。大学進学が目的で途中経過は気にしないなら高卒認定、やりたい事が固まっているなら就職もアリですが、共に潰しが効きにくい一面があるのです。
また、高校浪人は不確実性が高く、大学浪人程市民権を得ていないので、続けるのが辛く報われる保障も有りません。
その為一般的には事実上、他の高校を受験する事になります。
こういうリスクが有ることを認識して下さい。
では、今やるべき事は?
不確実性を小さくする為には、全科目平均点の少し上を確実に確保出来て、標準的な問題なら確実に解けるように日々淡々と勉強します。
そうすれば、確実に力が付きます。人生には何度もチャンスが有ります。高校受験では十分な力が発揮出来なくても、大学受験やその後のハードルで力を発揮出来る筈です。

全科目平均点の少し上を確保出来るように、標準的な問題は確実に解けるようにする。
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まとめ
夏休みは受験にシフトして頑張ると決めたものの、勉強するには思いの外ハードルが高く思ったように進みません。
とは言うものの、受験は待ってくれません。想定外の状況に甘んじる事になっても、どうすれば巻き返せるか考えてみました。
最重要は基礎の充実です。なるべく弱点箇所だけでも夏休みに潰したい所ですが、可能な限り前倒しで取り組みましょう。秋以降に応用や演習の時間に食い込みが生じても、基礎をそこそこにする事は厳禁です。応用的な勉強に時間を割きたい誘惑に負けそうになりますが、基礎の省略は危険です。

最重要は基礎の充実。
基礎をそこそこに応用は危険。
今回の記事が少しでも、夏以降の勉強のお役に立てれば幸いです。暦では秋になります。まだまだ暑い日が続き体調管理が難しい日が続きます、体調には気をつけて、無理せず頑張りましょう。では。🌸