【中学受験】中高一貫校　光と闇

新年度が始まりました。新たな居場所が決まり、期待に胸を膨らませ新たなスタートを切られる方もいるでしょう。素晴らしいスクールライフになる事をお祈りします。

希望に満ち溢れる季節のスタートです。塾に通い一生懸命頑張った結果。よく頑張りました。

一方で、影も有ります。中高一貫校の闇です。

今は受験が大変で、実感がわかない方。受験は突破したが闇に陥る事は避けたい方。どうすれば良いのでしょうか？

この記事を読めば、中学受験の闇、中高一貫校の闇が分かり、受験終了後にトラップに陥る事なく新たなスクールライフを送れます。

二度の中学受験を経験した管理人が、中学受験の闇にまつわる話題について分かりやすく解説します。

なお、当サイトも中学高校受験の記事が多い為、　コンサル日誌サクラ咲く　から改称しました。引き続きご愛顧宜しくお願いします。

中学受験終了後

友達と遊ぶ時間も諦めて勉強に回して受験を突破しました。良く頑張りました。

新たなスクールライフに胸膨らませ、わくわくする子供たち。では親はどうでしょうか？

中間試験で悪い成績を取れば、落ちこぼれてしまわないか？うちは補欠合格だからついていけるのか不安になってしまいます。

保護者の心配は目先に着目しがちです。目先の出来事が気になってしまうのです。中学受験の影響からか、目線は非常に近い所に有ります。

一方、中高一貫上位校の教員はもっと先に目線を置いています。生徒が40代位になった時に、社会で戦力になれるかを見ているのです。

このように、保護者と上位校の教師では視点が全く異なります。

【注意】危ない！危険性な兆候

中学受験の名残でしょうか？子供が机に張りついていると、保護者は心理的に安心するようです。しかし、入学直後から机に張りついている子供は折れてしまいます。かなりの確率でどこかで折れてしまうようです。

中学受験では、相当な勉強が求められるのが相場です。その為、合格者は塾に通いかなり頑張った筈です。その為、多くの場合入学直後はかなり疲れています。

その為中高一貫校の教員は、生徒が普通の状態に戻す事、もっと勉強したいと言う状態に戻してやる事を目指します。

新入生には、ちゃんと本を読め。ちゃんと挨拶しよう。様々な所に出掛けて色々体験しよう。(昨今の状況では難しいですが。)と言う事を勧めます。これらは、新入生が新たなステージに

至る為のヒントなのです。

中学受験の限界

中学受験は大変な関門です。しかし、中学受験はテクニックやノウハウでカバーできる部分が大きいと言う側面があります。

その為、塾でテクニックやノウハウを習得すれば、ある程度は突破可能なのです。

国語に関しては、中学受験で出題される文章はそれほど長くは有りません。その為、国語力に多少難が有っても突破可能なのです。

仮に、突破出来ても、入学後に問題が発生します。実は、想定外の英語が問題になるのです。

国語の読解力を仮に10とすれば、英語の読解力はせいぜい7が関の山です。ましてリスニングとなると良くいって4か5が良いところです。その為、入学後英語で苦労する事が想定されます。

取り繕っただけの勉強では、いずれ綻びが生じます。中学入学後は、やはりこなすべき課題がちゃんとあります。

古典的な問題

中高一貫校に入学すると、一部の生徒の中には親が、合格したら必死に勉強しなくても良いと言う旨の話をする事が少なく有りません。

そんな場合、子供のネジが外れてしまって、やる気が削がれてしまう事が起こり得ます。

中学入学後、最初の中間試験で成績が振るわない場合は、原因のほぼ100%が｢ゲーム｣です。

単純系のゲームをやり過ぎると、思考力が落ちるそうです。

ドラッグに手を出せば、｢何をやっているんだ。｣となり、社会的に批判されます。

一方で、ゲームはドラッグと同じ構造ですが、一番の違いが、家庭内での出来事なので、親ぐらいしか批判する人はいません。その為、問題が顕在化しにくいのです。認識されにくいまま問題化していきます。もっとも、ゲームは非難の対象にはなりにくいですが、有る意味自らを傷付けると言う側面があるので、方向は同じです。

古典的な対策ですが、ゲームをする時間を制限する。１日1時間以内に限る。とか、何かのご褒美として、ゲームをやる事が出来るようにします。ダラダラと何時間も無駄にゲームと言うのは頂けません。

ステージ毎に課題は変わる

中学受験を考えている方にアドバイスできる事として、｢入学すれば、勉強しなくても良い｣と言う趣旨の話は禁句です。変な期待を持たせるような話をしてはいけません。

受験期には、ついつい合格したらとか、受験が終わったらとか言う条件付けで話を安易にしがちです。安易な発言が混乱や誤解の原因となります。変な期待が足枷となりやっかいな事になります。

中高一貫校の在籍者は、受験の疲れを癒すと共に、国語力をつけるべく読書を重ねる。課外活動を経験する事により、幅を持たせる事。関係する方にちゃんと挨拶できるようにする。等々

中高一貫校在籍時は、受験期とは異なり長期的視点から必要な課題を炙り出します。

時期、ステージにより、やるべき事が変わる事を認識して下さい。また、勉強は一生続きます。受験に合格したら勉強しなくても良いと言う事は基本的には有りません。

一般的に、普通にやるべき事をやっていれば、おかしな事にはなりません。ある意味「異常な事」をやるから影に入ってしまうのです。

今回の話題が少しでも、受験終了後、ステージが変わった時にもスムーズに乗り切る為のお役に立てれば幸いです。では🌸