【必見】本当はどう?特色型入学後のリアル

 暦では秋になりますが、暑い日が続きます。体調崩されたりしていないでしょうか?今年はコロナの影響で大変な幕開けでした。少なくとも今年も収束は難しそうです。重苦しい日常は暫く続きそうです。何とか乗り越えましょう。

 夏休みになり、受験が現実のものとなり受験一色と言う方も少なくないでしょう。当然入試が最大の関心事ですが、入学後について気になる方もいるでしょう。特に特色型入試を視野に入れている方はどうしても気になりがちです。

入試では理科、社会を勉強していないがついていけるのかな?周りは他の科目も相当勉強して入ってくる。入学後についていけるのかな?周りと馴染めるのかな?

この記事を読めば、特色型入試選択者の入学後の現状、具体的な姿を詳細に知ることが出来ます。特色型をベースにしてやっていけるか判断出来ます。二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。

中学入試の総括

 先日知人と会った時の会話です。

 知人のお子さんは今年特色入試で受験し、見事合格し、一貫校に入学しました。

 入学後は、慣れない遠距離通学、新しい環境にも慣れ、学期末を迎えました。

 やはりと言うか、順風満帆な学校生活ではありませんでした。英語型だったので社会は中学に入ってから初めて勉強した事、全体的に中学入試では科目も少なく、勉強量では一般入試組と比べて大きな差が生じていました。

 その為定期試験では、やはり厳しい結果が待っていました。勿論英語は大丈夫でしたが、文法的な問題でケアレスミスをいくつかやってしまい・・イマイチでした。他の科目は、想定の範囲内で、中学受験の際のストックの差がそのまま反映したのです。

状況分析の必要性

 では当事者である知人やお子さんは悲観していたのでしょうか?普通なら焦り、慌て、取り乱す?状況になりかねません。

 しかし、知人家は余り焦っていませんでした。諦めていたのでしょうか? 

 知人家は諦めていませんでした。というより、ある程度こうなると予見出来ていたのです。想定の範囲内だったのです。

 何故想定出来たのか?実は数年前、兄弟が同じく英語型で別の学校に合格していたのです。その時も、同様の状況に陥っていました。その時は全く経験が無かったので流石に焦ったようです。暗中模索、親子共々頑張り、ある結論に至りました。 

 英語型の場合、一般入試組とは異なり試験慣れしていない、知識量か圧倒的に少ない。というデメリットが有ります。一方、特定分野(この場合英語)が得意。「伸び代」が大きい があげられます。

必勝
必勝

英語型のデメリット

試験慣れしていない。

知識量が圧倒的に少ない。

英語型のメリット

伸び代が大きい。

 当初は、複数の科目で大幅に手をつける必要があり、やるべき事の多さに溺れてしまいそうになり、苦しんでいました。試行錯誤の結果、遂に「ある結論」を得たのです。

 主要科目については、先ずは基本をしっかり押さえる。全科目平均点プラスα取れればトータルでは上位3割、4割に入れる筈。

 結果は正しかったのです。           英語型なので、英語以外、やるべき内容が山積だったので、ひとつづつ反復して潰していきました。英語の勉強時間を大幅にカット出来たのも大きかったです。予想外に上手くいき、二年生になる頃にはほぼ上位に入っていました。一方英語も文法はケアレスミスしがちなので注意しながらサボらずにやっていたので安定したようです。

入学後に、受験でしっかり勉強しなかった、又は全く勉強しなかった科目がある場合、入学直後は一般入試組とかなりの開きがある場合が有ります。そういう場合は、先ずその科目に慣れる事が必要です。お手軽に勉強できて、小さい単元毎に基礎的な内容を押さえられるスタディサプリは授業の補足として、オススメです。

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特色入試と言う選択

 特色入試は、ある意味下駄を履かせて貰い、アドバンテージが有るように思えます。しかし、入学後は、積み残し部分をリカバーする為により一層頑張る必要が有ります。もっとも英語型の場合、一般入試組と比べて準備期間(勉強期間)が短い場合が多く、燃え尽き症候群になる可能性はかなり低いですが、受験期間が長めの場合や、終わったら暫くゆっくり出来る等すりこまれている場合は、注意が必要です。

雑談の一貫でも、安易に変な期待を持たせるような発言は慎む方が無難です。

特色入試選択した場合

入学後は、積み残し部分をリカバー

する為により一層頑張る必要あり。

勉強期間が長い場合や受験が終われば

ゆっくり出来ると刷り込まれている場合は、

燃え尽き症候群に注意。

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特色入試の注意点と補足

 特色入試を選択する場合でも、入試に無い科目はそれなりに頑張る必要が有ります。   入試の時、回避出来ても、逃げる事は出来ません。特定の科目を避ける為、逃げ切る為だけに英語型等の特色入試を活用するのはオススメ出来ません。実際に英語型で入学しても、周り以上にコツコツ頑張れない場合は、低迷し続けているかたがいるのも事実です。英語に関して現状ではアドバンテージが有っても、それだけで英語型と言うのは微妙です。お子さんの個性を踏まえて再度検討して下さい。入学後の状況について覚悟を決めて頑張れますか?今一度自問してみて下さい。覚悟のある方には、選択の幅が広がるので特色入試はオススメです。

 入学後の話を聞く機会は有っても、ある特定のカテゴリーのリアルな話は現実的には余り聞こえて来ません。まだ、少し時間のある時期なので敢えて提供してみました。

 お子さんの状況、習熟度、性格等を踏まえて受験校、一般入試か特色入試かを選択して下さい。特色入試を考えるなら、夏休みに過去問(英語等)に目を通し、求められている能力を認識しましょう。但し、求められているからと言ってその内容がきっちり出来ている訳ではありません。射程範囲は入試説明会等で確認して下さい。塾ではデータが無い場合も有ります。   尚、特色入試は楽だからとか、入りやすそうだからと言う安易な理由による検討はオススメしかねます。入学後のリアルが待っています。

 因みに、知人のお子さんもコツコツ勉強を始めているようです。

 今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。体調管理が難しい時期ですが、無理せずに頑張りましょう。では。🌸

 

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