【保護者必見】どうする 中学受験の時間管理

新学期が始まり、早いもので5月も半ばです。新しい生活に慣れたでしょうか?

本番はそれなりに遠い先の話であり、未だに実感が持てない子も少なく有りません。

保護者の皆様、日々のサポートお疲れ様です。

中学受験は多くの場合、親子の二人三脚です。当事者である子供が頑張るのは当然ですが、中学受験の場合、他の受験とは異なり、親の関与する度合いが相当高くなります。

中学受験は親にも相当負担がかかります。受験生とは言え、所詮小6。親がやらなければ進まない所が相当有ります。その為、保護者は相当な時間を受験関係のサポートに充てる事になります。

ただでさえ時間が足りないのにどうしたら良いの?家事、仕事でかなり大変。その上で、受験のサポート。どう時間を捻出したら良いの?

このブログ記事を読めば、多忙な保護者の皆様が少ない手持ち時間の中でいかに適切なサポートを施す事が出来るか、利用可能な時間を増やす事が出来るかが分かります。

二度の中学受験を経験した管理人が、分かりやすく解説します。

親が担うべき役割

一般的には受験生は勉強のみならず、スケジュール管理、プリント等資料の整理も自分で行うのが相場です。

しかし、中学受験の場合は小6が当事者です。超難関に合格できる能力を持っている子でも、自分でしっかり資料の管理迄出来ていると言う事は極めて稀です。実際にはトップレベルの受験生でも、親がやっています。言ってみれば、親子で役割分担がなされています。

現在中学受験する場合、親は、スケジュール管理、入試、志望校、塾に関する情報の収集、プリントや資料等の整理、演習問題の採点(丸付け)、塾への送迎、健康管理、メンタルの管理等多岐に渡ります。

日常の生活、家事、仕事をこなした上でこれらをこなす必要が有ります。一度やってみれば分かりますが、意外に時間がかかります。

また、家庭によっては、採点以外に一緒に問題を解いたり、宿題や日々の課題のチェック等が日課になっているご家庭もあるでしょう。ここまでやると、相当な時間が必要になります。

まさに、時間が足りないと言う状態と言う状態になりがちです。

【保護者注目】時間管理の重要性

1日は24時間です。これを増やす事は出来ません。中学受験生の親がやるべきサポートは相当な量です。現在はかつてとは異なり、母親も仕事を持っているのが主流です。その為、仕事、家事をこなした上で、サポートをする事になります。

家事に終わりはない。仕事が終わって家事、その後でサポートする時間が取れない。

通常普通に主婦(主夫)や、仕事だけでも大変なのに、その上受験生のサポートとなると、到底時間が足りません。

では、どうやってやりくりしていけば良いのでしょうか?

サポートを充実させる為には、他の何れかの精度を落とすという手法が考えられます。

家族の了解が取れれば、家事をより省略する事、仕事量の調整が可能なら、仕事を減らす事も可能でしょう。しかし、仕事を減らせば収入が減るため大幅に減らす事は難しいでしょう。また、短期的に家事を省略するのは家族の了解、協力を得れるでしょうが、受験迄となると長期に及びます。協力を得にくいご家庭の方が多いのでは有りませんか?

では、具体的にはどのように対処すれば良いのでしょうか?受験生の親のタイムマネジメントが問題になります。

一つの提案

では、具体的にはどのように対処すれば良いのでしょうか?

受験に関して家族の協力が得れる場合は、比較的対処は容易です。

五年生の時と比べて予定が大幅に増えます。塾への送迎、学校説明会、塾の面談、人によっては、英検会場への送迎、持参するお弁当の準備、宿題の採点等々。元々受験に協力的なので、家族で手分けしていけば労力も大幅に減らす事が可能です。話し合いも比較的容易です。各種送迎、説明会参加、宿題の採点等お願いしやすく、代わりが出来る事が沢山有ります。あなた以外に任せても変わらない事は任せます。

では、家族の協力が得られにくい場合は、どうすれば良いのでしょうか?

この場合は、2つの方向性が有ります。受験サポートを可能な範囲に抑えると言う方向。もう一つは、受験サポートを可能な限り充実させる代わりに、仕事、家事を抑えるという方向。

ご家庭の状況にあわせてどちらかを選択する事になります。受験サポートを可能な限り充実させたいと思っても、仕事、家事を調整する事が難しいなら、時間的には限られますが手持ち時間の中でサポートの質を高めましょう。

第三の選択肢

では、他に方策は無いのでしょうか?

一つは、やるべき内容を可能な限り効率的に進める事です。

一例としては、毎日仕事終わりにスーパーで買い物してから帰宅していたところ、2日に1回にして、塾のある日は直帰する。土日や早帰りの日にまとめて作りおきする。(家族は同じおかずに文句を言わない。)

可能なら、時短に繋がる家電購入を検討する。お掃除ロボット、コードレス掃除機、食洗機等。確かにコストはかかりますが、有用です。金銭的、家族の同意が得られたら、可能なものから導入を検討しましょう。

別の観点から、スキマ時間の活用があげれます。作業ややるべき事の間に生じるスキマを有効活用すると言うモノです。

家事の合間、迎えに行くまで等々利用して、宿題の採点、ネットで情報収集、検索、学校説明会の申し込み等を行い、やるべき事を分散させます。

スキマ時間活用法は、勉強、仕事等自分が主体となり作業を進める場合にはかなり有効です。

しかし、このようにサポートすると言う場合は、他者(子供、塾等)との関係もあり、適用が難しく効果は限定的です。あくまで、補助的な位置付けになるのでスキマ時間で何とかしようと言うのは少し無理があるように思います。

時間捻出の具体例

では実際にはどう対処したのか?皆様気になる所ですね。

各ご家庭ご事情が全く異なるので標準化したり、一般化する事は出来ません。

しかし各ご家庭が置かれている現状を前提に最適解を求める事は可能です。

我が家の場合は、英語型だったので、英検会場への送迎が必要になりました。(六年生になる段階で目標級取得済みなら不要)それに加えて、学校説明会、他の校舎で行われる塾のイベント、説明会への参加、送迎、お母さんが送迎無理な時の最寄り駅への迎え。(送迎は夜遅い時限定)、宿題の採点(丸付け)、間違えた箇所のテキストや問題集へのチェック、一緒に問題を解く(模擬試験、過去問。但し科目限定)等。

もっとも我が家の場合は、五年生の時から取り組んでいたため、自然にと言う感じでした。しかし、六年生になると受験モードになると共に、やるべき事が一気に増えました。少人数の塾だった事、開校間もなかったので手厚くサポートして頂けたので、かなり助かりました。

中学受験はワンオペでと言うのはかなり大変です。仕事、家事をそれなりにこなしてなら困難と言えるでしょう。下手をしたら、あなた自身が体調を崩したり、精神的に参ってしまう事になりかねません。くれぐれもご注意下さい。

無理な負担をかけないと言う観点から、家族の協力は得れる方が断然有利です。可能な限り了解、協力を得れるように話し合いされる事を強くオススメします。

しかし、ご家庭によっては、ご主人が単身赴任しているとか、受験自体に納得していない場合、実家の協力が得れるならお願いしてみては?それが無理ならば、サポートする内容を限定する。学校説明会への参加を本命と二番手以外はズームやオンラインにする等圧縮してみます。前述の細かいアイデアも可能なものは積み上げて、あなたがリアルで参加し取り組まなければならない事にフォーカスして下さい。

今回の話題が少しでも実りあるサポートに繋がれは幸いです。最後に、ストレスを含め、ご自身の体調管理はご自身でするしか有りません。あなたが不調になれば、お子さんのサポート自体が破綻し、場合によっては、受験どころではなくなってしまいます。

今回の話題がタイムマネジメントの参考になれば幸いです。では。🌸

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