【親子共必見！】受験は二人三脚 共同作業のススメ

　最近は前期後期制の学校もちらほら。前期後期制なら、もうすぐ期末試験、三者面談。一般的なケースでは、夏休み前に行われるので季節感が有りません。

　親子共に悲喜交々の三者面談。一方で先生と個別に振り返れる機会でもあります。三者面談の結果は有効に活用出来ましたか？　

　三者面談の結果、模擬試験、定期試験、実力テストの結果をしっかり今後の課題として活かせましたか？

とは言え、これらの結果をどのように活かせば良いの？面談の内容は全面的に受け入れた方が良いの？

この記事を読めば、今からすぐに活用できる勉強法、親の関わり方、役割が分かります。

二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。

中学受験あるある　ありがち事例

　先日知人から聞いた話です。知人の家庭では試験勉強の際に、ゲーム感覚で一緒に勉強に取り組んでいたとの事。計算問題、読解問題等日々の勉強で時折一緒に解いていたそうです。時期によっては、模擬試験の解き直しや過去問を一緒にやる事もあったそうです。

必勝

ゲーム感覚で勉強に取り組む

中学受験をされる一般的な家庭でも親が採点したり、プリントの整理をするケースは一般的と言えます。

しかし、時間的にもなかなか厳しいため、一緒に勉強すると言うケースはまだ少数派であるようです。では、知人の場合は上手くいったのでしょうか？

チームワークの重要性

　結果的に知人の場合は成功でした。お子さんは当初チャレンジ校とも呼べないような「憧れ」の学校に合格出来たのです。その際に貢献したのが、「共同作業勉強法」「二人三脚勉強法」です。言うなれば、親子で協力して勉強に取り組んだのです。共同は作業が実を結びました。

必勝

合格に貢献したのが

「共同作業勉強法」

「二人三脚勉強法」

共同作業勉強法

　知人は特別な事をしたのでしょうか？

　確かに、お子さんと一緒に問題を解いていましたが、全科目、毎日やったのではありません。主に週末や早めに帰宅した日、模擬試験終了後にやっていました。

　しかし、少し帰宅が遅くなった日でも、解いた問題の採点(丸つけ)をしたり、一問一答式の単なる知識問題をクイズ形式で出題したりしていました。一人だとサボってしまいがちですが、伴走者がいれはサボれないのです。　

必勝

伴走者がいると、サボれない。

共同作業勉強法が使いにくい場合

また、保護者にしても、中学受験となると、手強い問題も少なくありません。算数等はかなり手強い問題が有るのも事実です。試してみたいけど、困ったな・・と言う方もおられるのでは。どうすれば良いのでしょうか？

具体的活用法

　知人のケースは、早期から取り組んでおり、少しは免疫が有ったので対応可能だったのです。

　うちは、そこまで体制確立していない、今から始めると言う場合は、

①計算を定期的に一緒にやってみる。

②計算や簡単な算数の採点(丸つけ)をする。

③一問一答式の単なる知識問題をクイズ形式で勉強する。

④現代文の音読を聞いてあげる(聞かないと真剣にやらないから)　

特に③は中学受験、高校受験問わず利用可能です。該当範囲をまずは勉強。出来なかった箇所は印をつける、赤で書く、付箋する等します。間違えた箇所を再度復習する。保護者様がクイズ形式で出題して、お子さんが答えます。答えられない箇所は重点的に勉強し、出来るまで繰り返します。これが勉強です。　

　これなら実行可能でしょう。各家庭には各家庭の事情もあり、出来る内容は千差万別です。各家庭の状況に合わせて、中学受験、高校受験等ステージに応じてアレンジしてご活用頂ければ幸いです。

記述式はどう取り組む？

少し上級者向けになりますが、現代文の記述式で、出来なかった問題を再検討すると言うのも有効です。現代文の記述式では解答が日本語としてたどたどしく、日本語として体をなしていないケースが少なくないです。問題文を読み、問われている事を考えて、改めて書いてみるのです。一連の過程が重要です。保護者様は一緒に考えて、書かれた答案と解答解説を確認するだけでも全然違います。解答と見比べて、日本語として通っているか確認し、出来ていなければ少し考え方を話して再度書いてみます。この一連の作業が勉強です。解答とほぼ同じ答えを導くのが目的ではありません。問われている内容に沿った解答になっているかを見て下さい。

必勝

記述式の解答は模範解答に類似

している必要は無い。

問われている内容に沿った解答

かを確認する。