【受験生必見】今必要な 振り返りと戦略

 夏休み目前です。一学期の成績や反省を元に学習計画を立てた方もいるでしょう。計画通り進みそうですか?

やりたい事が山積して計画が大きく膨らんでしまった。計画を立てたのは良いけど、親が前のめりで、子供はいやいや感有りと言う方はいませんか?

 このブログ記事を読めば、どうすれば、夏休みを有効に活用する為の計画を立てる事が出来るのか、子供も当事者として積極性に参加するには、今どうすれば良いのかが分かります。

二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。 

机上の空論

 先日中学受験の幾つかのサイトを眺めてみました。もうすぐ夏休みなので、夏期講習会は必要性や、講習に参加しないと言う選択肢、夏休みの学習計画についての話題がメインでした。そうして、あるサイトに目が留まりました。

 そのサイトは、底辺からの中学受験が売りになっていました。いわゆるボリュームゾーンよりかなり習熟度の低い所からのスタートです。そのサイトを見て驚いてしまいました。夏休みの学習計画について壮大な計画を展開していたのです。1コマ80分か90分で計画を立てていたのです。計画上のベースが80分90分です。これが一塊として予定が立てられています。これまで、学習習慣すら怪しいと思われる子がターゲットのはずです。ボリュームゾーン付近の子でも、80分なり90分集中して勉強するのは大変だったりします。まして、ボリュームゾーン迄まだ遠い場合は、先ずは学習習慣を付ける所からです。ターゲットに相応しい計画とは程遠いのです。情報の波に取り込まれてはいけません。

 対象が、最難関やそれに類する学校を受験する生徒なら分かるのですが、一般の受験生、穴が多い方、基礎がまだまだの方も対象に含まれている模様でした。勉強する習慣がついているか微妙と言う子にはかなり大変な計画です?ボリュームゾーン迄まだ遠い場合のアプローチは有ります。しかし、提示されていたのは、最適解とは程遠かったのです。サイト上で示されていたのは、単なる机上の空論に過ぎなかったのです。

 現在は情報化社会です。現状を前提に今この時期に自分に必要な情報をセレクトしましょう。必要な情報は同じ人でも時期によって異なります。情報の波に取り込まれては本末転倒です。おかしな情報を相手にすると、収集がつかなくなり、大幅な遠回りになります。状況次第では取り返しがつかなくなります。

必要な情報とは?

 夏休みの段階で応用学習に取り組むべき受験生はどれぐらいいるのでしょうか?

 基礎固めが出来ておらず、学習習慣が固まっ

ていない子はどうすれば良いのでしょうか?

 塾の講習がある時には、授業で80分、復習で80分と言うのは再現性が十分に有るので、アリと言えるでしょう。

 しかし、基礎がまだまだの方ほど夏休みは弱点補強です。そもそも弱点補強が必要な場合は対象科目は苦手な場合が多いでしょう。複数の科目が不安な場合に、机に向かう習慣さえ怪しい場合に長時間学習が続けられるでしょうか?

 この場合は、短時間の反復が有効なのです。

 受験勉強で最も重要なのは復習です。

 30分程度の区切りを1セットにして、必要な科目、分野を細分化し、スケジュールに細分化したピースを割り振り、こなしていきます。効率をあげる為にも各ユニットの間に短い休憩を入れます。

 勉強のメイン、核となる復習は反復回数が肝となります。何度も反復する事により、知識を定着させます。一連の作業を重ねる事が理解を深める事に繋がります。

 上記の通り、不十分な幾つかのテーマを定着させる事により、科目の理解が深まり苦手科目からの脱却が可能になりえます。少なくとも、基本中の基本は分かるようになります。

塾のオススメは本当にオススメなのか?

 塾は、父兄に対しては強い発信力を持ちます。塾の特徴として、夏期講習会を通常授業の一環として組み入れているケースが少なく有りません。また、営業の激しい場合は、本人にとって必要が乏しい講座やオプションを盛んに勧めて来ます。多くの母親は子供の為を思い、ついつい受験産業の言い分を受け入れがちです。受験産業側が生徒側の事情を汲んで提案すると言うのはごくごく稀です。

 その結果、今必要でない講座やオプションを受ける事になってしまう方が後を絶えません。絶対にお客様になってはいけません。

 これでは必要性の乏しい勉強の為に無駄な費用を負担し、余分な時間を割き、肝心な弱点補強に十分な時間が取れなくなってしまいます。

 塾の講習やオプションは、自らが弱点補強をする為に使います。応用は、強いて苦手科目や弱点が見当たらない方に限られます。この時期多くの方にとってメインになるのはとにもかくにも弱点の補強です。

模擬試験についても言えますが、ボリュームゾーン付近なら、算数は大問1の計算を完問に近づける。大問2の短い文章題の難度の高い問題以外は確実に取る。大問3以降は基本的な問題は確実に取り、標準的な問題の中で取れそうな問題を取る。つまり、後半の大問について、難問や難度の高い問題は捨てます。今の段階では、ボリュームゾーン付近に入るのが重要です。その為、標準的な力を付けるのに貢献しない内容は捨てるのが得策なのです。

その点、いつでも、どこでも、何度でも学べるインターネット学習システムの場合は、対象範囲を絞り、上手く使えば通常の塾の講習より効果が上がる可能性が有ります。また、近隣に良い塾が無い場合も活用の価値ありです。選択肢の一つとして検討してみては如何でしょうか?

インターネット自宅学習システム「e点ネット塾」

 時間は有限です。予算も限定されています。しっかり方針を固めて意思決定を行って下さい。後は、方針に従い進むだけです。

まとめ(軸を持つメリット)

 方針や方向性が定まらないままでは、どちらに進めば良いのか分からない状態です。軸が定まれば、選択肢は必然的に限定されます。塾が言うから受けようとはなりにくくなる筈です。

 夏期講習会は受験産業にとって重要な資金源です。児童減少により経営が厳しい塾も少なくないようです。中には悪質なケースも有るようです。意思決定に際して塾の話を聞く、様々なサイトを見る、書籍に目を通す。様々な情報源があり、参考にするのは大いに結構です。しっかりした軸を持って利用するのとそうでないのでは全く到達点、結論が全く違います。

 もう申し込んでしまった方は、復習に力を入れる、弱点補強を工夫してみる等講習の利用方法を再検討しましょう。場合によってはもったいないけど、受講を控える旨、検討しましょう。時間を使って成果が上がらないのが最大の損失です。

 方針が決まり、やるべき事が固まれば後はがむしゃらに頑張りましょう。まわりや他人が気になり、目移りしがちです。隣の芝生は青く見えますが、浮気の連続は時間の無駄です。一旦がむしゃらに頑張り、暫く頑張ってからチェックして振り返るのがベストです。

 今朝も蝉がうるさく、蒸し暑さの中で、少々長くなってしまいました。計画的な戦略で実り多い夏休みになる事を祈っています。

 今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では🌸

 

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