【中学生、高校生必見】どうする弱点補強

 7月になりました。一学期はあっという間に過ぎてしまいました。中間、期末試験を経験し、基礎の重要性について認識されている方も多いでしょう。

 期末試験の結果を受けて、基礎の徹底、弱点補強の必要性を感じ、計画を再検討された方もいらっしゃるでしょう。

 計画を練り直したものの、このやり方で良いのか?方向性、考え方は正しいのか?確信が持てない。判断出来ない。どうすれば良いの?

 どう判断すれは良いのでしょうか?

 この記事を読めば、弱点補強の方向性、判断する際の注意点がわかります。二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。

先ず何をする?洗い出しとは

 先ずやるべきは現状の把握です。立ち止まり、弱点分野の洗い出しをしましょう。算数なら、平面図形は少しは出来るが空間図形は全くダメ。社会なら南米は苦手、憲法に関する部分は得意と言う感じです。また対象科目が非常に苦手な場合、どこから分からなくなったか確認します。その箇所の理解の前提となる箇所から潰していきます。1学年前、場合によっては2学年以上前迄遡ります。可能な限り潰すイメージです。

 こう言う勉強方法は時間のある夏休みぐらいしか出来ません。しかし、この勉強法は費用対効果が高いのです。夏期講習でも、弱点対策をしてくれると言う意見も有ります。しかし、時間数が限られていて、個人にしっかりフォローしてくれるかと言うと甚だ疑問です。

自分で洗い出したウィークポイントを着実に潰していく事をオススメします。

対象の抽出方法

では具体的にはどのように対象を抽出すれば良いのでしょうか?

ウィークポイントが端的に現れる箇所は何処?皆さんの手元には定期試験、模擬試験、小テストがある程度纏まってある筈です。

 特に模擬試験は情報の宝庫です。

 成績表や分析がしっかりしている場合は、自分の弱点が一目瞭然です。

 もっとも、母集団次第で評価、分析がぶれますが、弱点把握と言う点ではかなり有用です。

 悪い点数、成績は恥ずかしいけど、貴重な情報源なのです!辛いかも知れませんが、ウイークポイントが明確に示されています。そこを潰していきます

 定期試験の答案も同様です。出来なかった所がウイークポイントです。そこをしっかり潰していきます。

また、その試験の標準的な問題が難しく感じられるなら、一年前かそれ以前に遡り基本事項だけでも、確実に解けるように頑張ります。

具体的にやるべき内容、課題

 先ずは、解けなかった問題を再度解いてみて下さい。それでも解けない問題が結構ある筈です。仮に基本的な問題が解けない場合は、大至急手を打ちます。解答解説を確認しても分からない場合、教科書や参考書、テキスト等を読んで基本を習得、勉強します。

 それでも基本や原理原則が理解できない場合は、理解の前提となる箇所、単元にまで戻り、そこから潰します。その後にまた戻ってきて再度検討します。

表面的に出来なかった問題を解けるようにするだけではありません。

もちろん、出来なかった問題(ウィークポイント)を出来るようにするのが重要です。とは言うものの苦手科目、分野であればこそ、基礎の定着が怪しいので、しっかり確認する必要が有ります。

そういう観点からすると、いつでもどこでも何度でも学べるインターネット塾は基礎が不安な方が自分のペースで学べるので、検討の余地有りです。

インターネット自宅学習システム「e点ネット塾」

 使用している教材がやや難しめの場合は、薄目の更に基本的な問題集等をやるのが言い場合が有ります。

 但し、薄めの問題集の場合、解説が薄い場合も有るので注意して下さい。また、問題集、参考書をあれこれ買い漁り変えるのは論外です。基本はベースになる本を反復する事です。どんな本を使っても、大差有りません。多くの場合手持ちの教材で十分です。

 それでも厳しい場合は、対象箇所、前提の単元を塾か、学校の先生に質問してみましょう。塾の教材で無くても追い返すような事は余りないと思われます。

 その際には、こう言う方針でここまで勉強した。前提の単元である○○も勉強したが理解できないと状況をあわせて説明してみましょう。具体的に質問すれば得れる回答も異なってくる筈です。より具体的なアドバイスが貰える可能性が有ります。

また、質問しようとすれば、意識的に勉強する事になるので、一石二鳥です。

 もし、夏休みの中盤戦以降で新学期迄質問の機会が無い場合は、付箋をする等して、そこは保留します。

 算数や数学、理科の物理のような積み上げ科目以外なら、この方針で大丈夫な筈です。積み上げ科目は、不明箇所に関して、疑問点をしっかり質問して、基本事項だけでも、確実に押さえましょう。

 夏休みは纏まった時間が取れるまたとないチャンスです。無理の無い範囲で戦略的に頑張って下さい。

時間が取れる来年度以降の受験生は、しっかり考えて、与えられた良問を解いて、詳しい添削指導により弱点補強をすると言うサイクルを繰り返すと、少なくとも弱点を減らす事は期待出来ます。そういう点からは、通信添削は検討の余地アリです。

 

Z会小学生向けコース。学年別「おためし教材」さしあげます!

 今回の話題が少しでも夏休みを有効に活用する為のお役に立てれば幸いです。では🌸

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