情報の入手 応用編

 もうすぐ梅雨入り。体調崩されたりしていませんか?

 新学期も半ばに差し掛かり、各々生活パターンが決まってくる頃でしょうか?

・久しぶりの会食

 管理人の知人の奥さんに、かつての友人から食事の誘いが有りました。お子さんが中学入試を突破された件で聞きたかったようです。     友人とはコロナ以前はたまに連絡したり、食事する仲だったので、和やかに終わった模様。  帰り際に、やっぱりうちも早めからきっちりした塾に通わせよう。との結論に至ったよう。   知人家の受験の実態を知る私は、「もったいない‼️」と心の中で叫んでいました。

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 小5からの本格的スタート、英語型入試の勉強の仕方、苦労、試験の実態、一般入試との兼ね合い等聞きたい事に暇が有りません。

・情報の入手

 合格体験記の利用の仕方については、以前に考えましたが、再度利用の仕方について検討します。

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 一般的に、合格体験記は合格者の勉強方法、利用した塾、講座、使用したテキストに目がいってしまい、言わば情報の入手になっています。情報の入手自体は悪く無いのですが、問題点も有ります。

・問題点

 では、どんな問題点があるのでしょうか?

 先ず、利用するサンプルが適切かどうかです。合格者がまぐれに近く、ラッキーな場合は殆んど役にたちません。その人の方法論は検討する価値が有りません。また、ぶっちぎりで合格した場合も、一般的に活用出来ずサンプルとして意味が有りません。よって、上記以外のサンプルから、最大公約数を抽出して「標準的な合格者がやった内容」を特定して、こなしていきます。これが、合格体験記の「戦略的活用法」です。

 では、以上がベストなのでしょうか?

合格体験記の応用編として、各サンプルの中で、「失敗した事、うまく行かなかった事、やってはいけない事」を抽出して、その内容を勉強から排除するのです。

 これは、通常の合格体験記活用法とはベクトルが逆ですが、非常に有効です。

 受験勉強は、手探りの連続です。当然迂回や、遠回りもあります。しかし、方法論で極力これらを回避します。失敗した事や、やるべきで無かった事は、多数の受験生がやりたい衝動に駆られがちな内容と言えます。これらを避けるだけでも、大きなアドバンテージです。

直線的ではなく、間接的に有効なデータを抽出するように試みるのです。

 表面的な利用では、マイナスの内容の抽出は困難です。意識的に読まないと、スルーして終わってしまいます。現実的には、こちらが殆んどでしょう。

・あてはめ

今回の例では、せっかく直接話が聞けるのだから、英語型入試での失敗。選択して失敗した塾選び。意味の無い、乏しい講座。やるべきで無かった勉強法。のみならず、生活面での失敗。受験する際の失敗。等々有用な内容はいくらでも有ります。

・ヒアリングする際の注意点

 話を聞ける際の注意点は?

知人のお子さんのように、英語型等に軸足を置いている場合は、サンプルとして一般的か判断が必要です。合格した併願先は、進学校か、一般校か、その学校は一般入試で合格したのか、英語型で合格したのか?等を基に判断して下さい。一般的でない場合は、参考程度に。    有用な場合は、可能な限り聞いてみましょう。

また、今回は「久しぶりに会う友人との会食」の席での話です。一方的に聞きまくるのではなく、あくまで会食なので、話題の一つとして支障の無い範囲で話を聞く。帰り際に「また、受験の話聞かせてね。ありすがとう。」と話しておけば如何でしょうか?

 行間を読む必要が有るのは、受験生のみならす、保護者の皆様も求められています。

今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では。🌸

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