【保護者必見】中学受験 転塾は有効か?

関東ではいよいよ本番直前です。前受校の結果も併せて併願をどうしようかと言う方もいるでしょう。悩ましいですよね。

この時期になれば、今年の受験生のみならず、来年度の受験生もカウントダウンが始まっています。

塾に通っているけれど、なかなか伸びない。このままで良いのか?どうしよう?転塾した方が良いのか?

この記事を読めば、転塾にまつわる必要な知識、情報を得る事が出来ます。

二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。

現状認識の必要性

来年は、いよいよ本番。うちも塾には通っているけれど、なかなか結果が・・・

今の塾が合っているの?塾の指導方針で適切?  うちの子はついていけてるの?       

頑張って塾に通っているけれど、なかなか伸びない、成果が出ない。何とかしないと言う認識は有るけれど、どうしてたら良いの?

転塾と言う選択肢

多くの場合伸び悩んでおり、大手塾なら下のクラスに属し停滞気味と言う方が多いでしょう。

このような場合、次のような選択肢が考えられます。

① 塾の上のクラスに上がれるように頑張る ② 伸ばして貰えるような塾に転塾する

ここで転塾と言う選択肢が目を引きます。

そもそも、現状で上手くいっていないのなら、手っ取り早いのが環境を変える、転塾が最適解であると考えるのが自然です。環境が与える影響は思いの外大きいのです。

しかし、大手塾には過去からの蓄積が有り、指導方針、ノウハウ等魅力的なのも事実です。

一方で、大手塾は多人数で有るため、先生が個人に目を向けようにも限りがあり、どうしても一方通行になる為に塾の恩恵を十分に享受出来ていません。

仮に他校で、伸び代を広げて貰えるような塾が有れば転塾も検討してみましょう。

転塾の前に確認するべき事

では、転塾と言う前に、現状について再確認しましょう。

どういう理由で上手くいっていないのでしょうか?先生との相性?授業のレベルが合っていないのか?基礎は大丈夫なのか?      

併せて、家庭での学習内容、方法は?実はこの部分の確認をなおざりにすれば意味がありません。どうしても外部(塾)にフォーカスしてしまいますが、実は家庭での学習が全くで、成績低迷の原因が実は自分自身だったりするのです。

仮に、家庭での学習が話にならないで、復習も曖昧で知識の定着には程遠い状況なら、先ず普段の学習習慣改善に手を付けましょう。この場合は、先生との相性や指導方針、カリキュラム云々はさておき、学習習慣、態度の改善です。改善無しに転塾しても、全く事態は好転しません。くれぐれも責任転嫁しないように。

第三の選択肢

家庭での学習内容、態度がそれなりで、自身が原因とは異なる場合、原因について、分析、振り返りが必要です。

その結果、先生との相性が問題である場合どうすれば良いのでしょうか?

転塾は、根本的に状況を変える必要がある場合ですが、今回はそれ程では有りません。

仮に大手塾に通われている場合で、複数のクラスが有るならクラスを替えて貰う。

通学可能な校舎が複数有るなら、転校が有効な場合が有ります。

転校は可能ならば、有効な手段なのです。

転校ならば、塾自体は変わらないので、指導方針やノウハウ自体、バックグラウンドが変わらないと言うのは非常に魅力的なのです。方針の変更無しに、相性の良くなかった先生から変更できるのはメリットが有ります。

反面、転校のデメリットは利用可能な場合が限られる事です。

校舎や講座がある程度無いと使えないのです。また、同じ塾の中での移動なので、大きな効果は期待しにくいのです。

適切な転塾先は?      

では、転塾となった場合に適切な転塾先は?

そもそも、現在の塾では、追いつかないから転塾を検討した筈です。ならば、転塾先は速度が比較的緩やかな所が相応しいでしょう。

必ずしも速度にこだわる必要は有りません。 考え方として、伸び代を広げて貰えるような塾を探しましょう。

一般論として、成績低迷の場合、比較的緩やかな進度で先生の目が行き届くような塾が相応しいでしょうが、全ての条件を備えた塾は、殆どありません。

多くの塾では、体験授業が行われているので、候補となる塾の体験授業で雰囲気を掴み判断しましょう。

転塾の適切な時期は?

では、転塾の時期は?

転塾に伴い、塾の指導方針やノウハウ自体異なるので多少時間がかかります。その為、デッドラインは六年生の夏休みです。しかし、これは六年生になり、担当の先生が変わり全く合わないと言うような特段の事情の有る場合位です。

一般的には、六年生になる春休みか、それ以前がオススメです。

六年生の夏休み以降、2学期から転塾もアリですが、塾を有効に活用すると言う観点からは、やはり夏休み以降の転塾はオススメ出来ません。こういう場合は、今の塾から転塾が難しいなら、インターネット塾を上手く活用して、基礎が確実に固めましょう。転塾先がかなり遠方になる場合もインターネット塾が有効です。いつでも、何度も反復できるのでやり方次第では有効です。

東進オンライン学校 小学部

転塾を効果的に活用しよう

塾は所属するだけ、通うだけでは効果は限定的です。意味は余り無いと考えて良いでしょう。効果的に活用して、使い倒して初めて意味が見出だせるのです。

仮に転塾すれば、新たな環境に慣れるのにある程度の時間を要します。その為、早めのアクションが有効です。

では、当面親は何をすれば良いのでしょうか?

お子さんの学習内容、態度、成果(成績の推移)をしっかり把握します。有る意味お子さんをしっかり観察して下さい。

その結果、転塾が必要と判断されたら、早め早めの相談、アクションが有効です。

お子さんにとって、最も可能性を引き出せる塾に転塾、転校し、スムーズな再出発を切れるように頑張って下さい。

今回の記事が、必要なご家庭の再出発に関して、お役に立てれば幸いです。

後何ヵ月しかないと捉えるのではなく、何ヵ月も有ると捉えて親子共に頑張りましょう。


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