【中学受験、高校受験】 模試効果的活用法とは?

 もうすぐ10月です。下半期に入りました。

 これからは模擬試験の佳境に入ります。本番の連続です。これまで受けた模擬試験は十分に活用出来ていますか?模擬試験をどう活用したら良いのか分かりますか?復習しきれなさそうだけど大丈夫かな?

 現状では、模擬試験は全体の中での位置、偏差値、判定を知る事が目的になっていて、どう活用したら良いのか分からない。模擬試験がたまってしまい、復習が追いつかない。どうしたら良いの?

 この記事を読めば、模擬試験の効果的活用法、模擬試験との接し方が分かります。二度の中学受験を経験した管理人が分かりやすく解説します。受験生のみならず、来年以降の方もご覧下さい。

復習の重要性

 受験勉強で一番重要なのは、復習です。

 基本的に一回やっただけで知識が定着する事は稀です。まして、知識を使いこなすとなると、難しいと言うより無理なのは明らかです。

 複数回復習する事により知識を常識にしてしまいます。知識を使いこなせるようにするには、反復し常識にするのが有効です。

 模擬試験も同じです。模擬試験で出題された問題の内、落とせない問題は過去問と同じくらい重要です。確実に解けるように復習して本番に臨まないと危険なのです。

必要
必要

過去問と模擬試験の落とせ

ない問題は共に重要

必勝
必勝

復習を繰り返し、常識化する

事で知識を使いこなせるよう

にする。

模擬試験の活用方法

 模擬試験を受けた方は復習をしっかりやりましたか?

 模擬試験は終わってからが重要なのです。    成績表が帰ってきてから、得点、席次、偏差値、判定のみ見て、一喜一憂して終わりと言うのは「最悪」です。見方によっては時間の無駄に終わります。

 では、理想的な(オススメの)活用方法としてはどう取り組んだら良いのでしょうか?

 試験が終わったら、先ず当日か翌日に復習をします。間違えた所、解けなかった所を解答解説で確認します。(一回目)

 次に成績表が帰って来る段階で絶対おとしてはいけない問題、「自分にとって」落とせない問題で落とした問題のコピーを貼り付け、必要に応じて、解答解説のコピーを貼り、コメント、知識のまとめを記入します。併せて重要箇所にはマークしておきます。 (二回目)

 一ヶ月後、完成した「弱点ノート」を解きなおします。出来なかった問題はあなたにとってのウィークポイントです。マークして出来るまで繰り返します。知識や理解が不十分ならテキスト、参考書で補強します。 (三回目)

 模擬試験の前、本試験直前「弱点ノート」を解きなおします。この段階では、間違えたマーク済みの問題を中心に解きます。解けるまでやります。 (四回目以降)

必勝
必勝

模擬試験活用法

一回目

当日か翌日に復習する。

二回目

自分にとって落とせない

問題を確実に押さえる。

三回目以降

弱点ノートを出来るまで

反復。

弱点ノート作成時の注意点

 模擬試験は全ての問題を復習する必要があるのではありません。難問や奇問は学習効率が極めて悪く、「復習ノート」に入れる必要はありません。完璧主義の方は注意して下さい。

 また、皆にとっての難問、奇問についての話ですが、「自分にとっての」難問、奇問と同様に入れる必要はありません。却って学習効率が悪くなりかねないからです。

必勝
必勝

難問、奇問は復習ノートに

入れる必要は無い。

 それでは、対象となる問題が少なくなりすぎて心配と言う方は、次点(補欠)箇所に付箋紙をはる、マークする等して、自分の成長に基づき必要になった段階で追加すればいいでしょう。

 また、模擬試験で明らかになった弱点箇所は、手持ちのテキストや参考書で補って下さい。特定の苦手科目があり、基礎が怪しい場合は、1コマ15分と言う短時間で視聴できる動画サイトがオススメです。苦手科目、分野は繰り返し聞けるので、塾との併用も十分可能です。苦手科目は手を付けるのさえ億劫になります。取っつきやすさと言う点からもオススメです。

スタサプ は取っつきにくい苦手科目に接触機会を頻繁に持つと言う点では、苦手科目に苦慮している方にはオススメです。


 国語はどうする? 

 では、国語はどうすれば良いの?国語の読解問題も必要に応じて復習ノートに組み入れるのでしょうか?

 読解問題も、標準的なものは何度か復習する必要が有ります。復習する必要は有るが、ノートの題材とする必要は高くないと言う事です。

 ノート作成して、何度も復習する必要性は乏しいので、何回かやり直せば十分です。問題へのアプローチの仕方、処理方針が確認出来れば模擬試験の問題を一般化して、解けるように試みると言う汎用性は乏しいのです。

 国語は、漢字、文法や知識問題を中心にノートを作成します。現代文(読解)は模擬試験の問題を数回解きなおし勉強します。

現代文が気になる方は、現代文の検討、解きなおしをする段階で有用かつ必要なルールを理解確認出来た場合は、ルーズリーフや国語の復習ノートに箇条書きかフローチャートの形で残しておいても良いです。

 ノート作成自体に意味はありません。

作成された自分だけの重要問題集を繰り返し勉強し、自分のウィークポイントを潰す事が目的なのです。

必勝
必勝

国語は、自分だけの重要問

題集を作成し、ウィーク

ポイントを潰す。  

 利用するのが目的なので、作成に必要以上の時間や労力を割くのは得策ではありません。

 英語については?

 

 英語型入試の場合、英語が試験科目になります。中学入試に関しては、英語型が対象になったメジャーな模擬試験は有りません。

 英語型と言えども国語、算数は一般入試と同じか、若干下駄を履かせたような出題がされます。その為、国語、算数については模擬試験の活用が可能です。模擬試験では英語が出題されない為学習対象になる模擬試験の問題が無い事、受験者が本番とはかなり異なる事から英語の復習ノートは作成出来ません。

 模擬試験では、英語は出題されていないし、過去問を一般化し活用するのは困難です。

 我が家の場合は、本試験の過去問、英検相当級の過去問の演習、検討を通じて、リーディング、ライティングのポイントを纏めたルーズリーフを作成し、テンプレートとして利用していました。

必勝
必勝

英語に関しては、勉強する

過程で得た必要な知識を

テンプレートとして、

ルーズリーフに纏める。

 文法や単語、熟語に限ってノート作成はアリです。ライティング(英作文)の弱点、フローをまとめておくのもアリです。 

中学受験や高校受験でも、4技能向上が大きく幅を利かせる場合が有ります。とりわけライティングは出来不出来が大きく分かれます。オンライン英語塾には、ライティングに力を入れ、毎回20程度の演習を行い、引き出しを増やすような所も有ります。ライティングは自学自習が難しいので、高いライティング能力が求められる場合はオススメ出来ます。

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ノートの作成対象は?

 ノートは模擬試験、場合によっては過去問ぐらいを対象にして、作成して繰り返し勉強する題材として抽出します。ノートの作りすぎや時間の浪費にはご注意を。

やってみたらわかりますが、ノート作成は思いの外、時間がかかります。人によってはかなり綺麗なノートを作成される方もいます。ノート作成自体に意味はありません。作成したノートの活用により、必要な知識を定着させるのが重要なのです。よってノート作成に夢中になるのは本末転倒です。TIME is money. コストパフォーマンスを考慮に入れて作業をして下さい。

まとめ

 模擬試験は復習が命です。

 成績表が帰ってきてから、点数、判定、偏差値、席次にばかり目がいき、一喜一憂して終わりと言うのは本末転倒です。模擬試験は、受験した後が肝心です。

 正答率との開き、優先順位をもとに、復習を重ね、ウィークポイントを潰すのが目的です。

 上記はあくまでもサンプルです。各家庭個別の事情があります。各自の事情を反映させてアレンジを施し、試してみて下さい。

また、算数や数学は習熟度の差が大きく異なるので、解説を読んだだけでは理解出来ない方がいるのも事実です。その為、落とせない問題が理解出来ない場合聞ける環境で先生に聞いて、説明して貰うのがオススメです。

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