コスト意識を持てと言われる機会がしばしば有ります。学生には学生の、社会人には社会人のコスト意識があるのでしょうか?
今回は、一見少し縁遠い話題?コスト意識について考えてみました。

・意識の相違
先日帰宅する際に、ターミナルステーションで乗り継ぎの為に連絡通路を歩いていました。 少し急いでいたので、割と早足でそそくさと歩いて(小走りで)いました。
主要駅だったので、恋人同士、友達、家族と思われる人が多数いたためみんな、ゆったり歩いていました。
ここで言う、主体たりうる方々は皆が同じ団体に属している訳ではなく、ある個人が組織体の他の個人に対して何等かの義務を負うわけではありません。また、他の構成員に対して、「空気を読む」義務もありません。
もっとも、自ら属する団体で、他者に対して適切に対応するのは、倫理的、道徳的には大切な姿勢です。
私以外にも、何人か急いでいる人がいました。乗り継ぎがギリギリで一本乗り遅れたら、帰宅時間がかなり遅れる方もいる筈です。
私を含め多数が「空気を読んでくれ」と心の声をあげていました。

・モチベーション
時間は誰でも二十四時間です。年齢、性別、
属性等が異なっても、物理的な時間は同じです。これは不変の原理です。
ところが、おかれている状況により、個人の「物差し」が異なります。恋人同士、友達、家族ならオフというケースが少なくないでしょう。時間については、比較的ゆっくり、楽しみながら過ごす感じです。一方、職場、オフィシャルな団体なら、緊張状態が連続する筈です。 置かれている状態如何でベクトルが全く異なります。心理状態は置かれている状態如何に左右されます。
国語(現代文)は、行間を読む練習、すなわち、「空気を読む練習」として非常に重要な役割を担っています。
楽しいオフの時間を過ごす際には、時間はあっという間に過ぎますが、意識的には、ゆっくり 過ぎるという感じでしょうか。逆に、オンの状態では、義務的に時間は ゆっくり過ぎます。しかし、後者の場合は、重く遅々としてなかなか過ぎないという感じでしょうか。
・物差しの重要性
同じ時間でも、置かれている状態、意識によって状態、それ以降の状態が大きく異なります。
心の持ち方、各人が指標となる「物差し」をしっかり持つ必要が有ります。指標すなわち、「物差し」が曖昧だと、状況如何で全く違う状況になりかねません。
ベースになるべき基準を明確にして、再検討を重ね、「物差し」を確定します。
基本的にこのようにして策定された「物差し」は概ね固定されますが、状況の変化、自身の変化等により、一定期間経過後に補修正を行ってメンテナンスをします。
・まとめ
「物差し」を持つことによって、周りの雑音や余計な情報に振り回されにくくなります。 勿論人間なので100%はあり得ませんが、可能な限り回避できるだけでも到達点は大きく異なります。目にする景色も全く違う筈です。 目指すは「ブレない自分」です。
今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では。🌸
