
早いもので5月に入りました。いよいよ新学期も本格始動です。GW 明けからは各種のテストも本格的に実施されます。
科目によりますが、テストでは、やはり暗記が大きな比重を占めます。暗記のウエイトが大きい場合、暗記すべき対象にマークして、ひたすら暗記すると言う方策を取られる方がいらっしゃいます。その際昔から広く用いられているのが「赤セル」です。振り返ってみると、試験に苦戦したとか、暗記は苦手で克服出来なかったと言う方は少なくないでしょう。
赤セルを使う勉強って本当に有効なの?赤セルを使う勉強法は微妙なの?どう勉強すれば良いの?他にオススメの勉強法って有るの?
今回のブログ記事を読めば、暗記のウェイトが高い科目、分野に関して、効率的な対処方法が分かります。
二度の中学受験を経験した管理人が、分かりやすく解説します。

貴方は赤セル派?赤セルの効用
試験勉強の際に、広く赤セルが使われています。赤セルを使うのは、昔からある勉強法です。この方法って効果的でしたか?十分な効果が得られましたか?赤セルを使う勉強法って有効なの?赤セルを使うのはマズいの?
一定の範囲で、幾つかの項目を暗記する必要がある場合、いわゆる純粋な暗記ものの場合は有効です。
単なる暗記が求められる場合、覚えているか否かだけが問われているから、有効と言えます。
しかし理解を伴い内容、流れを問うような分野には相応しく有りません。これらは、分野、章毎、テーマ毎に内容、流れを押さえていくのが適切です。
前回解説した、重要度別マーキングを利用して、内容(重要箇所)を効率的に把握するのは如何でしょうか?
赤セルの欠点
赤セルは、単純な暗記を目的とする場合は有効です。しかし、赤セルのみの勉強では、対象を暗記する事のみにフォーカスする為に、盲目的にただ暗記する事だけに躍起になります。内容理解や流れの把握は差し置いて、対象の暗記のみに走ります。
その為、体系的理解を容易にする為に、工夫が必要になります。
赤セルのデメリットを補う為に、暗記の仕方を工夫する必要が有るのです。
それには、覚えるべき内容をストーリー仕立てにして、ストーリーで覚えると言う方法が有ります。単純な暗記と異なり、丸暗記とは違うので、暗記が定着しやすいのです。
また、複数の項目がある内容を覚える時は、項目A の例外が3項目あり、例外を覚える必要がある場合、例外は3つあり、それは、a、b、cと覚えます。このように覚えれば、例外は3つ有ったな?a以外に、残り二つは何だったかな?と思いだそうとするので、引っ掛かりやすくなります。引っ掛かりが、暗記した内容の呼び起こしのみならず、後々の理解や流れの把握にも役立ちます。

まとめ
暗記と言うと、赤セルを使うのが相場になっています。しかし、赤セルのみの勉強では、利用しにくいのが事実です。そこで重要度別マーキングを併用するのです。言ってみれば、ハイブリッド型勉強法です。暗記のみならず、理解にも繋がり、全体像把握に繋がります。
学校の定期的なテスト等暗記がウェイトを占めるハードルも実力向上に役立てようという発想です。日々のハードルも足枷ではなく、受験勉強に利用するのです。
高校、大学受験生、資格試験受験生も一度お試し下さい。
今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では。
