いよいよ新学期も始動です。春期講習も終わり、塾もレギュラー授業が始まります。徐々に始動です。授業にも慣れてきた頃でしょうか?
本格始動すると、模擬試験や各種試験が織り込まれます。各種試験の前には範囲の有無に拘わらず対象範囲、該当箇所を復習します。復習した上で試験を受けるのが鉄則です。その際に、どこが重要なのか分からす困った事は有りませんか?
テキストや参考書を読んで、大切な箇所にマークする。皆さんやっていると思いますが、上手くいっていますか?マークしすぎて何が大切か分からないってあるあるですよね!
この記事を読めば、効率的なマーキング方法、効果的な教材の加工方法が分かります。マーキングの仕方、教材の加工方法により学習効果は大きく影響します。今日は、マーキングの仕方についてフォーカスしてみました。

マーキングの目的
テキストや参考書を勉強する際に、単に目を通すだけでは重要箇所が分からず、単に時間を費やした状態に過ぎません。
その為、必要に応じてマーキングを施します。マークの目的は重要部分を明かにし、必要な情報へのアクセスタイムを短くする事です。
つまり、この目的に合うように作業しないと極論意味がないのです。
では、どのようにマーキングをすれば効果が期待できるのでしょうか?効果的なマークの方法ってどうすれば良いのでしょうか?

合理的な重要度別ランク付け
管理人がかつて、学んだ方法を紹介します。
重要度に応じてマークの仕方を変えるのです
具体的には以下の通りです。
重要 マーカーで文字全体を塗り潰す
やや重要 マーカーでアンダーラインを引く
この2つがメインです。
加えて
最重要箇所 マーカーで文字全体を塗り潰す。加えてキーワードを色鉛筆、マーカーで囲む、強調する。
少し気になる箇所 鉛筆でキーワードを囲む、又は線を引
また、重要度の極めて乏しいページや分野には鉛筆で✕印を付ける等「ほとんど出ない」とか、ランクE等その旨記載しておく。
ちなみに、授業で項目別にランク付けがされている場合は、「必ず」教材にそのランク付けを記載しておく。ランク付けは非常に重要な情報です。聞き逃しや記載漏れは厳禁です。
最重要A、B、Cからほぼ不要D、Eまでのように記載していきます。忘れてはいけません。
仮にランク付けはされなくても、重要箇所は明示される筈です。上記に準じてマーキングしてみましょう。
これらの作業でアクセスタイムは大幅に削減されます。その上、重点を絞って復習が出来るので、必要な項目の定着率は雲泥の差が生じてしまうのです。

パレートの法則
パレートの法則って聞いたこと有りますか?
約3割程度の重要部分を押さえたら重要部分の7割程度は押さえているという考え方です。
実際には、確実に押さえるべき重要部分は3割もないはずです。これはAAのような超重要頻出分野の事です。Aまで含めても、3割程度に納まる事が一般的です。
ランク付けやマーキングを行う事により、分厚い参考書でも、実際には重点的に勉強すべき事項、精読するべき箇所は限られている事が分かります。2回目以降は、角から角まで同じトーンで目を通す必要は有りません。仮に目を通しても、大した効果は得られないでしょう。

まとめ
マーキングを効率的にする事により
① 必要な情報へのアクセスタイムが短くなる
② 重要箇所が浮き彫りになっているから、反復学習が可能となる。
③ ピックアップして読めるので、試験直前でも反復学習が可能となる。
このように、マーキングの効果は非常に大きいです。試験種問わず利用可能です。非常に汎用性の高い方法です。
中学受験生、保護者様のみならず、高校受験生、大学受験生、資格試験受験生の方も試験突破の為に是非お試し下さい。
この話題が少しでも効率的な復習、必要な内容の習得、効率的な学習スタートのお役に立てれば幸いです。🌸

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