もうすぐ冬休み。いよいよ正念場です。冬休みの過ごし方次第で結果は大きく異なります。
とはいえ、やるべき事が山積し、パニック気味の方やご家庭は有りませんか?
この記事を読めば、冬休みに際して親がやるべき事のアウトラインがわかります。

一般的な冬休みの過ごし方
中学受験、高校受験問わず一般的に冬休みは塾の冬期講習を受けます。冬期講習べったり、受験校の過去問を解いていっぱいというのが相場です。冬期講習についても、これまでやった内容を角度を変えて、総復習をしたり、実際の過去問で問題演習するのが関の山でしょうか?
塾の冬期講習を受けただけで大丈夫なのでしょうか?

修正の必要性
塾の言われるままに、無為に冬期講習を受けて
そのまま受験直前に突っ込むのは有りなのでしょうか?
確かに、講習を受ける事により、規則正しい生活をおくる事が可能になります。講習の時間帯にもよりますが、朝型に持っていく事が可能になります。冬休みの大きな課題に朝型への移行があります。移行出来れば大きなプラスです。
しかし、従来通りのスタイルでは、各人がなすべき課題や克服すべきテーマが反映されておらず単に規則正しく塾に通い授業を受けるだけで時間の無駄に終わる可能性が高いのです。更には、講習では新しいテキストが使用するため、更に復習する対象が増えてしまいます。授業の中で苦手分野をしっかり潰してくれたら良いのですが、授業でここ迄しっかり対策してくれる方がむしろ稀です。弱点補強は各人が自主的に補強する必要が有るのです。

受験 もうひとつの側面
冬休みが終われば本当に直前です。試験日の関係で早い人なら1月10日ぐらいからなので冬休みに最終調整をするのが理想的です。
最終調整がある程度出来ていないと、冬休みが終わった途端、超直前に最終調整をきっちり行う必要が有ります。この時期にやる作業が増えるとバタバタし、混乱してしまい、本人のみならず、親もメンタルをやられかねません。
受験は情報戦と言う側面以外に、メンタル戦と言う側面も有ります。その為、本番に近づくにつれメンタル面のケアも配慮すべきなのです。

冬休みに親がすべき事
では、冬休みに親は何をすべきなのでしょうか?
1.特別扱いしない。
普段通りお手伝いして貰います(勉強に支障無い範囲で)。特別扱いは直前と認識して気持ちが高ぶってしまいかねません。
2. 一緒に軽い運動、散歩をやる
コロナ禍の下、ただでさえ身体を動かす機会が減っています。(収束傾向に伴い、やや緩和気味ですが)適度な運動は脳を活性化させると共に、リフレッシュにもなります。一緒にやればコミュニケーションの有効な機会作りになります。
3.本人にやるべき事、内容を認識、自覚させる
年末年始は正にイベント目白押しです。イベントを上手く使って適度に息抜きを入れましょう。受験直前なので過度な息抜きはあり得ませんが、息抜きほぼゼロでは身が持ちません。トータルでマネジメントして下さい。
4.温かく見守る
信頼感がメンタルの安定では一番です。直前期になると、これまでの疲労や体調の変化もあり得るので、少し遠目にしっかり見守ってあげましょう。
5.子供の事ばかり注意しないようにする
一挙手一投足に注意するとなれば、見られている方は「息が詰まり」ます。気持ちは理解出来ますが、直前期は本番に関しての裏方的なサポートが必要になってきます。バランスを考えて下さい。
6.子供の体調管理以外に自分自身の体調管理もしっかりやる
体調管理が基本です。本人の体調は当然重要ですが、負けず劣らず親の体調管理は重要です。とりわけ中学受験は本人だけで完結すると言う事は殆どあり得ません。ご自身の体調管理もしっかりやって下さい。
意外に4. 5. 6が重要です。直接本人にはサポートは及ばないけれど、裏方的なサポートが必要なのです。

要注意 年始メンタル面のケア
受験生と言えども大晦日、元旦位は少しペースをゆるめて、家族との団欒や初詣で合格祈願と言う方も少なく無いでしょう。
年中行事の一貫として初詣に行けば、やはりおみくじをひくのがお決まり?でしょうか?
おみくじで 余り良くない結果が出た場合どう捉えますか?
良い結果が出た場合だけ信じる。
基本的におみくじや占いは自分の努力が基本的には一切関与しません。
良くない結果が出た場合は、所詮占いとして相手にしない。遊びと捉える。
同様にメンタルが弱い場合も相手にしない。
そもそもこういう場合は、引かない方が良いかもしれません。(不自然ではないように)
おみくじの代わりに、絵馬奉納して帰ると言うのが良いかも知れません。
たかが おみくじ ですが、超直前です。些細な事でも気になりがちです。嫌な気持ちが後を引かないように誘導してあげて下さい。

直前期スムーズに進めるように
人間はメンタル面が強く影響します。日常生活にまつわる小さなイベントや物事が影響する事が有ります。
日常生活のふとした事がどう影響するか、想定するのは以外に難しいのです。
地雷を踏むと言います。何がどう影響するかは、状況等TPO で大きく異なります。そういう観点からも、冬休みに親がすべき事 の4.5.6は有意義であり、労力もさほどかかりません。
・温かく見守る
・子供の事ばかり注意しないようにする
・子供の体調管理以外に自分自身の体調管理もしっかりやる
以上三点は心がけだけで可能な事ばかりです。
超直前期のマネジメントにご活用ご検討してみては如何でしょうか?
今回の話題が少しでも、超直前期のマネジメントにお役に立てれば幸いです。引き続き淡々と頑張って下さい。では。
