【中学受験入門編】英語重視型入試とは?

 随分暑くなりました。関東では相当暑くなっています。くれぐれも体調には注意してお過ごし下さい。早いものでもう7月です。受験は少し先と言うご家庭では、楽しい夏休みがすぐそこです。まだまだ十分時間があるこの時期だからこそ情報収集に東奔西走されている保護者様もいるでしょう。

受験に関しても多様なカテゴリーの多種多様な情報が集まって来ます。近年、英語を勉強するお子さんも珍しくなくなっています。小学生の時からそれなりに英語に取り組んでいるお子さんもいらっしゃるのではありませんか?そういうご家庭では、英語型は目を引きます。

英語には力を入れて来たが、英語型入試で十分通用するのでしょうか?

英語型となれば、併願はどうすれば良いの?

 英検、英会話等力の入れ具合は千差万別です。早い人なら既に英検三級を取得済みと言う方もいます。どの位のレベルなら英語型を活用可能なのでしょうか?

この記事を読めば、英語型入試利用が可能か、英語型入試との接し方がわかります。二度の中学受験を経験し、英語型入試を活用した管理人が分かりやすく解説します。

英語重視型入試とは

 近年、特色入試の一つのカテゴリーとして、英語重視型が一部の中学で実施されています。近年、僅かづつですが増えてきています。しかし、全体からすると、少数派であり主流とは言い難いのです。

 関西では、かなり人気のある中学や超難関中学でも実施されています。また純粋な英語型とは異なりますが英検保持により加点する中学はそれなりに有ります。一般入試を受けても、英検を取得していれば、ボーナスで点数が加算されます。ボーダーライン前後では1点を争う入試で、場合によっては10点以上のボーナスと言うのは、非常に大きいのです。

 五年生の終わりか、六年生の時に英検三級保持か見込みなら、英語重視型活用ありです。

実際に利用出来るの?英語型入試

では、実際にどのカテゴリーの方なら英語型を活用する事が可能なのでしょうか?

英検三級保持程度の場合

小学生としては、まずまずの立ち位置。やや門戸が広い学校が目指せます。また、加点方式の学校でも10点程度加点され、大きなアドバンテージ有です。他の科目が標準的な問題はきっちり取れるなら、かなり有利な展開になります。

英検二級保持程度の場合

小学生としては、かなりの存在。非常に人気のある学校や超難関中学も狙えます。超難関なら準一級保持者もいたりします。全くゼロから数年でこのレベルに到達する事は事実上不可能です。国語も一定以上のレベルなら、このレベル恩恵を享受出来ます。低学年以下で本人の特性、環境等の条件が整った場合に可能と言えます

英検三級以下の場合

 六年生になる段階で三級レベルに到達していない(三級の一次試験にまだ届かない)なら、一般入試の方がオススメです。通常のアプローチを検討しましょう。一次試験クリアまでもうすぐなら、期間を区切って頑張るのはアリです。また、一般入試をメインに据えて、英検取得出来れば加点を目指すのは、戦略的にアリです。

 英検は単に受験だけではなく、受験終了後語学の勉強として、再開するのはアリです。

 早い段階でスタートするなら、算数を得意に近づけるのがオススメです。算数が得意で、英検取得済みなら、かなり有利な戦いを展開出来ます。英語型で頂点を目指すのはやはり困難だが、バイパスルートも気になると言う方は、無理の無い範囲で英語をやりつつ、算数に力を入れてみましょう。算数に力を入れている塾はオススメ出来ます。関西では浜学園が、算数に力を入れています。

中学受験生の未来をつくる。【中学受験】進学教室浜学園


英語型入試を利用出来るレベル

 小学一年生か二年生ぐらいから、英語塾、英検塾等で頑張る。向き不向きもあるので、適性が有れば、一般入試より順調にいく事が有ります。三級か場合によっては準二級位なら、努力と継続で達成は十分可能です。それ以上は、やはり適性も影響します。

最近は自宅にいながら、英検取得の勉強も進められるオンライン授業もあります。あわせて、英会話も学べるので、親と二人三脚でスタートから英語、英検の勉強が始められます。


オンライン英会話ならハッチリンクジュニア


気になる実例、実際は?

管理人の知りうる例です。

 知人のお子さんは、国際化社会の到来?もあり、小学校はインターナショナルでした。インターと言っても、英語を勉強する小学校。言うならば何ちゃってインターでした。

 英語はかなりのレベルで六年生で準2級。

 しかし、最難関レベルは原則二級以上。

 学校に問い合わせると、とある名門校では

 筆記、面接英語のかなり本格的な試験を受験してみたらと勧められ、受験する事になりました。結果は合格。

 ちなみに、ワンランク下の関西では人気が高い学校(本命校)では文法重視でかなり苦戦する事になりました。

 インターナショナルの授業は語学として学ぶため、リスニングを含めかなりのレベルだったのです。勿論真剣に取り組んでの話です。インターでも、いい加減にしか取り組んでいない場合は恩恵は全く無いに等しいです。

 試験では文法が重点的に出題される学校も有ります。インターナショナルの生徒は標準的な学校を考えるなら、特に文法にも力を入れて頑張ってみて下さい。 

 インター以外の方や、中学年の方には余り役に立たないように思えます。しかし、この事実から、何が導けるでしょうか?

 中学受験では、意外に文法が重視される事がある事、インター出身でも、単に通っているだけなら意味が無い事が導けます。

 また英語型の場合、併願校が難しいのですが、各科目標準的な問題を解けるように頑張ったので、併願校はまずまずの結果を得れました。

当初、本命視していた学校は出題の相性が悪く、面接もイマイチだったので想定外の結果に。しかし、蓋を開けてみると英語以外は合格最低点を上回っていました。一般入試なら合格していた筈です。併願対策として、標準的な問題をしっかり取れるように頑張っていたなら、英語型か一般入試かの選択は再検討してみましょう。

英語型入試は活用の仕方次第

 受験はある意味戦略勝負と言う側面が有ります。戦略の組み方で結果は大きく異なります。ご紹介した事例では、当初の本命校に足をすくわれるも、当初はチャレンジ校だった学校に合格出来たのです。一般入試なら、偏差値的にも難しい学校でした。しかし、英語型入試を通して実際に検討して夢がリアルになったのです。

逆に、押さえとして考えていた学校が出題傾向や相性から、押さえにならない事があり得ると言う事も解りました。

英語型入試をはじめとする特色入試は、利用の仕方次第で、可能性を広げてくれます。本人の特性、得手不得手、性格等もあるので、向き不向きを踏まえた上でご検討されたら如何でしょうか。英語型のアレンジである英検加点方式だけでも、活用は有りです。特色入試は受験をオーダーメイドするツールです。各自の状況に合わせて活用される事をオススメします。

 今回の話題が少しでもお役に立てれば幸いです。では。🌸

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です